“考える”とは何か、”考える”為の方法と習慣|思考の技術

この記事の参考:自分のアタマで考えよう

この記事の目的・ゴール

考える為の方法を知り、実践することで自分の考えを述べられるようになる

考えるとは、考える為には

  • 考えるとは、目の前の情報から未来を推測し、今何をすべきかを提示すること
  • 考えるとは、インプットをアウトプット(結論)に変えること
  • 考える際には、知識(=過去)と思考(=未来)は混在してはならない
  • 考える為には、考える方法を知っておく
  • 考える為には、いつでも自分で答えを出せる為の習慣をもっておく

結論を出す為のプロセス

  1. なに?:目の前の情報から読み取れる事実を抽出する
  2. なぜ?:抽出した事実について疑問に思ったこと、それに対する答えの仮説を立てる
  3. 次どうなる?:知識が邪魔をしないよう思い込みを排除し、論理的に未来を推測する
  4. だから?(結論) :いま何をすべきかを決定する

質が高い結論を出す為の習慣

  • 調べればわかることでも自分で考える
  • 事前に結論を出しておき、情報が手に入った瞬間にすぐに出せる準備をしておく
  • なによりも、”考える時間を確保” する

思考の為の情報整理術

考える時間を確保する方法

  • 作業プロセスを分解し、時間配分を可視化する
Stap1. 情報収集

Step2. 加工&グラフ化

Step3. 考える ⇨ ここに対して意識的に時間を使う

Step4. 結論の伝達、報告

効率的な情報収集の方法

  1. 不要な情報を集めない為に意思決定プロセスをまずは明確化する
  2. その上で必要な情報のみを収集し、リスト化する
  3. 調査や分析を開始する

情報整理の方法

方法1|分類

ステップ1:ある事柄について要素分解する

(例) 
[女性] = [女] + [母] + [妻]

ステップ2:要素の組み合わせにより種類分けを行う

(例)
[女] + [母] + [妻] ⇨ 完璧な女性
[女] + [母] +     ⇨ 素敵な母
    + [母] + [妻] ⇨ 良妻賢母
[女] +     + [妻] ⇨ 素敵なパートナー
[女] +     +     ⇨ 良い女
    + [母] +     ⇨ お母さん
    +     + [妻] ⇨ ベターハーフ

方法2|比較

ステップ1:軸を確定する

(例)
他者比較:2つの事柄を比較する
時間比較:現在と未来(あるべき姿)など時間軸で比較する

ステップ2:対象を決定する

(例)
A社とB社、成功者と自分、朝と夜、固定費と変動費

ステップ3:項目を確定する

(例)
パターン1:構成要素  ⇨ 技術力、企画力、販売力
パターン2:プロセス  ⇨ 献立決定、買い物、料理、片付け

方法3|内訳

1つの数字の内訳をみる ⇨ 円グラフを使ってみる

2つ以上の数字の内訳をみる ⇨ 棒グラフを使ってみる

内訳の意味を考える1 ⇨ 階段グラフを使ってみる

内訳の意味を考える2 ⇨ 小計の括りを変更してみる

内訳の意味を考える3 ⇨ プロセス分解と階段グラフを組み合わせる

方法4|判断/選択

ステップ1:重視すべき判断基準を2つに絞る(本質が見える)
・判断基準が多いと選択ができない
・判断基準は、あるべき姿から割り出す

(例)
相性と経済力

ステップ2:2つのうちどちらが優先か、合理的に決める

(例)
二人の相性 :自分の努力で改善出来る余地が大きい
相手の経済力:自分の努力で改善出来る余地が少ない

ステップ3:判断すべき対象をマトリクス[下記①〜④のいずれか]に配置する

相性が悪い相性が良い
経済力
高い
①様子を見る②即ゲット
経済力
低い
③圏外④友達
注)①から②は自分の努力次第で可能、④から②へは自分の努力では難しい

この記事の参考図書

自分のアタマで考えよう