ヒト・モノ・サービスの “価値” とは何?どのように決まる?

この記事の目的・ゴール

価値とは何かを把握することで、自身の価値や商材の価格を定義する

エッセンス

  • 自分や事業を定義することで、与える価値も定義できる
  • ” 生み出した価値 = 顧客が感じた価値 - 顧客が期待している価値 ” である
  • 上記の式により、顧客の言いなりでは 0点 となる
  • 視点を変えたり、見せ方を変えることで価値を見つけ出せる

2015Amazon3冊連続1位!カール教授の「ビジネスモデル構築」

自身の価値を定義/判断/創造する方法

ステップ1|自身の事業は何かを考える

例

 自分の職業は:ITエンジニア or ITコンサルタント

 自社の事業は:ゲーム会社 or エンタメ会社

ステップ2|志向の選択をする(製品志向/市場志向)

例1

 製品志向:良いプログラムやシステムを作る ⇨ ITエンジニア
 市場志向:システムを作ることで顧客課題を解決する ⇨ ITコンサルタント


例2

 製品志向:面白いゲームを作る ⇨ ゲーム会社
 市場志向:ゲームを通じて夢と希望を提供する ⇨ エンタメ会社

ステップ3|価値提供可能なバリューポジションを探す(3C分析)

  1. 自社(自分)が出来る事、出来ない事を書き出す
  2. 他社(ライバル)が出来る事、出来ない事を書き出す
  3. 顧客/ターゲット(上司)が望む事を書き出す
  4. どこに優位性があるかを探す
例

 街の電気屋さんの強み:地域密着サービス、機動力

 家電量販店の強み:品揃え、廉価販売

 シニア層が望むこと:アフターサービス、利便性、適正価格

 ⇨ 街の電気屋さんは、ターゲットのシニア層に対して、アフターサービスや利便性で価値提供可能

ステップ4|ルールを変える事で価値を見出す

ヒント1:視点や概念を変えてみる

例1

 ガムは甘く虫歯になりやすい・・・弱み

 虫歯予防が出来るガム・・・強みに変換


例2

 歯医者は虫歯を治療する場所である・・・ターゲットは人口の1割

 歯医者は健康な歯を維持する場所である・・・ターゲットは人口の9割

ヒント2:今までなかった尺度を持ち込む

例

 家電の価値の要素として

  これまでは「価格」と「機能」の2つだった
  上記に加えて「デザイン」を追加

  ⇨ デザインという尺度を持ち込むことで、新たな価値感が生まれる 

   ・機能を落としたとしても、良いデザインの家電が欲しい

ヒント3:競合と協業する方法を考えてみる

  • 自社と他者について、重複スキルと異なるスキルを書き出す

ヒント4:製品志向から市場志向に変えてみる(またはその逆)

  • 志向を変更して、改めて [ステップ1] 〜 [ステップ4] をやってみる

ビジネスモデルを見える化しよう! その場で伝わる手書きの図解スケッチ

価値や価格について考えてみる

売上を上げる2つの方法

  • プロダクトセリング=値引き
  • バリューセリング=付加価値をつける
例 コーラの販売戦略

  戦略:プロダクトセリング
  商品:コーラという液体
  場所:ディスカウントショップ
  価格:100円
  施策:コストカット/薄利多売

  戦略:バリューセリング
  商品:体験
  場所:リゾート地
  価格:1,000円
  施策:サービス向上

価格を下げることについて

  • シェアがトップじゃなければ絶対にやってはならない
  • 区別無き一斉値引きは客が離れる

新商品は必ず売れない

  • リスクを許容するのは全体の16%
【イノベーター理論とキャズム理論】

・イノベーター ⇨ 真っ先に購入 (2.5%)

・アーリーアダプタ ⇨ その次に購入 (13.5%)

 リスクOK ↑↑
 ーーーーー
 リスクNG ↓↓

・アーリーマジョリティ ⇨ 評判良さそうなら購入 (34%)

・レイトマジョリティ ⇨ 遅れて購入 (34%)

・ラガード ⇨ 最も遅れて購入 (16%) 

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