ミスを減らし成果をあげる思考・行動・習慣
この記事の目的・ゴール
ミスを減らすための工夫を「思考」「行動」「習慣」に分解して理解することで実践に役立てる
要旨
- ミスをしないための思考
一回のミスが信頼を失う
先送りにすることを撃退する
視野を狭める”思い込み”をなくす
- ミスをしないための行動
メモを取る
作業のゴールを明確に理解する
5分頭を空っぽにし「いま」に集中する
25分作業して5分頭を休める
上司の指示には質問で答える
- ミスをしないための習慣
行動に余裕をもつ
段取り確認をこまめに
ゴールイメージの共有を三回
午前中に集中力が必要な仕事をする
自分をご機嫌にする工夫をする
1日の終わりにPC、デスクの整理をする
ミスをしないための「思考」
- 一回のミスが信頼を失う
- 先送りにすることを撃退する
- 視野を狭める”思い込み”をなくす
一回のミスが信頼を失う
- たった一つのミスが本人のみならず、組織全体の信頼を損なう
- 100回の成功も一回のミスで信頼はゼロとなる「100 – 1 = 0」
- 特に数字や計算間違いが許されない仕事はミスが甚大な損害となる
先送りにすることを撃退する
- 先送りがもたらすネガティブな未来を想像し、すぐに取り組む
- 成し遂げた先の未来を想像する
- まずはやってみる
- 仕事の塊を小さくほぐしてから一つずつ取り掛かる(チャンクダウン)
チャンクダウン 大きな塊:「企画書の作成」 小さな塊:「コンセプトを考える」+「概要をかく」+「本文を書く」
視野を狭める思い込みをなくす
- 周りの様子に興味を持ち、細かく観察する
- 相手の話に興味をもち傾聴力を高めると、とっておき情報が手に入る
- 先の展開を想像することで、ミスを未然に防げる
ミスをしないための「行動」
- メモを取る
- 作業のゴールを明確に理解する
- 5分頭を空っぽにし「いま」に集中する
- 25分作業して5分頭を休める
- 上司の指示には質問で答える
メモを取る
- 自分の記憶力を過信しない
- メモを常に携帯し、指示を受けたらその場で記入する
- メモは全て1冊(1箇所)にまとめる
作業のゴールを明確に理解する
- ゴールイメージがない、認識が曖昧なことが、手を抜くことやミスを引き起こす
- 自分の役割を理解し、相手の期待に答えることがあなたの仕事である
- 「まいっか」ではなく、責任をもち「ちゃんと」仕事をする
5分頭を空っぽにし「いま」に集中する
- 雑念に振り回され、「今、ここ」から意識が離れた時にミスが起こる
- ありもしない「未来」、取り戻せない「過去」は不要
- 5分頭を空っぽにすることで集中力を持てる
25分作業して5分頭を休める
- タスクを短い時間に分割し、間に5分の間隔を保つ
- 集中力を伴う作業を25分行い、5分間は頭を使わない簡単な作業を行う
- ミスを減らすためには「メリハリ」がとても効果的である
上司の指示には質問で答える
- 質問をすることで、指示の確実な遂行のみならず、意図や期待に添える
- 質問をしようとすることで、先の展開を予想しながら指示が聞ける
- 疑問を持つことが正しい指示の理解と正しいゴールイメージを導く
ミスをしないための「習慣」
- 行動に余裕をもつ
- 段取り確認をこまめに
- ゴールイメージの共有を三回
- 午前中に集中力が必要な仕事をする
- 自分をご機嫌にする工夫をする
- 1日の終わりにPC、デスクの整理をする
行動に余裕をもつ
- 時間に余裕を持つ人は焦る必要がない
- 余裕を持つことで、この後の流れをシミュレーションできる
段取り確認をこまめに行う
- 突発的なアクシデント、予想外の割り込みでスケジュールは狂う
- 1日三回(朝、昼、就業時間2時間前)行う
- 段取りのゴールは「今日やらないことを決める」こと
ゴールイメージの共有を三回行う
- 一回目:仕事に取り掛かる前
- 二回目:3割ほど進んだ段階でイメージのすり合わせ
- 三回目:7割ほど仕上がった状態で確認
午前中に集中力が必要な仕事をする
- 朝一番に何の仕事から始めるかは重要なポイント
- 脳の活動が最も活発になるのは、起床から4時間後
- 企画や提案、数字や計算間違いが許されない仕事は午前中に行う
自分をご機嫌にする工夫をする
- 仕事を気持ちよくスタートできるかどうかは、ミスの有無や生産性に大きく影響する
- 心と体の状態を整えることを日課にする
- コーヒーを飲むことや、ハンドマッサージで脳を活性化させるなど仕事に向かう気持ちを高める方法を知っておく
1日の終わりにPC、デスクの整理をする
- あるべきものがあるべき場所にないと、探すことに集中力を使ってしまう
- 余計なものに心を乱されなければ、目の前の仕事に集中できる
- 全てのものに住所を定めて、そこに保管する
まとめ
- ミスをしないための思考
一回のミスが信頼を失う
先送りにすることを撃退する
視野を狭める”思い込み”をなくす
- ミスをしないための行動
メモを取る
作業のゴールを明確に理解する
5分頭を空っぽにし「いま」に集中する
25分作業して5分頭を休める
上司の指示には質問で答える
- ミスをしないための習慣
行動に余裕をもつ
段取り確認をこまめに
ゴールイメージの共有を三回
午前中に集中力が必要な仕事をする
自分をご機嫌にする工夫をする
1日の終わりにPC、デスクの整理をする