“マーケティングって何?”の略解|モノ・サービスを作り、売るための基礎知識
この記事の参考:弱者でも勝てるモノの売り方 お金をかけずに売上を上げるマーケティング入門
この記事の目的・ゴール
- 価値ある商品やサービスを作るための基本的な考え方を身につける
- 今あるモノ/サービスの価値を可視化し、定義するための方法を身につける
要旨
- 商品の売上を決める要素は4つのPである
- マーケティングとは、4つのPについて、1つ1つに応じた最良の施策を打ち出すこと
- “売上を上げる” 為には、施策を改善し続ける
売り上げを決定する4つのP Product - 商品(メニュー、製品、空間、接客、サービス等) Price - 価格(価格、支払い方法、割引サービス、会員制度、定期購入等) Place - 販売チャネル(リアル店舗、オンラインショップ、代理店販売 等) Promotion - 販売促進(広告、タイアップ、SNS 等)
Product – 商品について考える
- この商品が持つ価値は何なのか、どのような商品を作れば良いのかを考える(価値創出)
- 誰に向けての商品か、どのように良さを伝えるかを考える(最適化)
商品の価値創出|”3C分析 “を使った商品のポジション配置
方法については、こちらの記事を参照
商品の最適化|”STP分析” を用いた ターゲットの確定と言葉の発掘
Step1. 漠然とこんな人をお客さんにしたいと思い浮かべる
Step2. 2つの観点から、Step1.で思い浮かべた人と商品の関連性の高さを考えてみる
- 人口統計学的な観点:(デモグラフィック)
- 心理的な観点:(サイコグラフィック)
・デモグラフィックの例 性別、年齢、居住地域、年収、月収、職業、勤務地、家族構成 など ・サイコグラフィックの例 健康思考、価格重視、価値観、趣味、どこで購入 など
Step3. 分解要素の中から、有効になり得る2つの項目を選択し、”軸”として定める
例 食器用洗剤 ⇨ "価格" と "肌への影響"
Step4. 軸に対して、商品をどこに位置付けるかを決める
肌影響→ ↓価格 | 手荒れしない | 手荒れしやすい |
価格が高い | エコ会社 A社 洗剤 | 自社製品 |
価格が安い | 大手C社 洗剤 | 通販会社 B社洗剤 |
Step5. 縦軸と横軸に対して、ターゲットが魅力を感じやすい言葉に変換する
例 手荒れしない ⇨ お肌に優しい 手荒れしやすい ⇨ 油汚れがすぐ落ちる 価格が高い ⇨ エコ思考 価格が低い ⇨ 家計を助ける
Price – 価格について
- 価格:言わずもがな設定次第で売上に大きく影響 ヒント:こちら
- 支払い方法:現金以外の方法を導入することで購入に繋げられる
- 割引サービス:無条件発行は単なる”安売り”。お得感演出が必須(〇円以上お買い上げに限り)
- 会員制度:”売上の予測”や”顧客満足の向上”の材料になる
- 定期購入:顧客の手間を省き購入漏れを防ぐ。在庫の管理に役立てる
Place – 販売チャネルについて
- リアル店舗:特別感の演出が可能
- オンラインショップ:圧倒的な利便性
- 代理店販売:自社で営業部隊を用意するコストを省ける
Promotion – 販売促進について
- “何を” × ”誰に” × ”どうやって伝える” が基本
- 商品やターゲットに適する消費者の行動モデルを選択し、的確な施策を考える。
- 施策のヒントは、消費者が行動モデルのどこにいるかを考え、次のステップに進める手助け
消費者の行動モデル
- をすることが重要
ネット時代のモデル”AISAS”
- Attention 注目 ・・・広告などで商品を知る
- Interest 関心 ・・・興味を持つ
- Serach 検索・比較 ・・・ネットなどで価格・性能を調べる
- Action 購入 ・・・購入する
- Share 情報共有 ・・・口コミを書き込む
SNS時代のモデル”SIPS”
- Sympathize 共感
- Identify 確認
- Participate 購入や参加
- Share & Spread 共有と拡散
昔ながらの基本モデル”AIDMA”
- Attention 注目 ・・・商品を知る
- Interest 関心 ・・・興味を持つ
- Desire 欲求 ・・・欲しくなる
- Memory 記憶 ・・・お店に行く
- Action 購入 ・・・購入する